最初の手紙

2022それでは・・・

情けない男にだけは成長するな

悔しい思いと失敗の経験の中から

大きな人となってほしい

私は何もできない親だけれど

君を信じて、君の成長の楽しみの中で生きていけるから。

とにかく強い心で頑張れ！

それでは・・・

”人の恩を忘れてはめずすな”

母

平成二年四月十一日（水）

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この手紙は初めて田舎から仙台で

一人暮らしを始める私に

最初は何かとお金がかかるだろうと案じて

10万円と共にくれた母の手紙です。（当時母36歳）

当時はこの手紙を読んで、頑張ろう！

期待に添えるような息子になろう

と強く思った覚えがある。

思ったのだが・・・

その後、一人暮らしの開放感からか、

この手紙の内容とは全く逆の生活をし

迷惑ばかりかけ連絡もあまり取らず

心配ばかりさせる日々が続くことになる。

クソ息子の極み(T_T)

改めてこの手紙を読むとどれだけ息子の成長を楽しみにしていたことか。

どれだけ信じていたことか・・・

とても胸が痛くなります。

母はもういませんが、これからの自分への力へと変えていきたいと思う。

お母さん、本当にごめんね。